エンジニアにボードゲームで勝つための10の方法
2 年近くエンジニアとボードゲームをした中で培ったボードゲームの戦い方を紹介します。
1. 事前にゲームのルールを把握しよう
エンジニアはルールの理解が非常に早い。普段から新しい技術を習得しているからなのかもしれない。 エンジニアとボードゲームをする上で最も恐ろしいことは序盤で作られた有利を雪だるま式に増やされてしまうことだ。 可能な限り事前にゲームのルールを確認し、序盤で差が作られないようにしよう。
2. 無駄なことを話さない
沈黙は賢さだ。自分が不利だと悟られないことは強い盤外戦術だ。 どんなに厳しい手を打たれたとしても、大袈裟なアクションをせず涼しい顔をしていれば良い。 エンジニアが放った手を「なるほど」と相槌を打つのも良く、“相手のやりたいことを理解しているぞ”とアピールできる。 なるべく賢くみせよう。
3. 継続的に利益を得られるものは先に得よう
ターンあたり 10 ドル得られるオブジェクトは 10 ターンで 100 ドル出力できる。 ターンあたりで 3%の利益が得られるなら 10 ターン後は複利で 34%の利益を出せる。 継続的に利益を得られるオブジェクトは良い投資先なので早めに抑えよう。
4. 誰が優勢なのか常に把握しよう
ゲームに勝つためには”今首位の人”や”将来首位になる人”を叩く必要がある。 そのため、現在誰が優勢で、将来誰が優勢になるのか常に把握しよう。 そして優勢な人を囲んで殴りましょう。
5. 同時に複数の敵を作ってはいけない
タコ殴りにされる状況は避けよう。目立つような有利状況になったり、四方八方に殴りかかったりするのはやめよう。 ヘイトコントロールもゲームで重要な要素だ。 殴る相手は慎重に選び、一人だけにフォーカスしよう。
6. 可能性の多い選択を押しつけよう
エンジニアは職業柄、全ての可能性を探索しようとする。いいエンジニアであればあるほど、その傾向が強くでる。 なので、こちらはエンジニアが考えなければならないケースが多くなるような手を選択しよう。 例えば、「Not My Fault」の初手で”5”を宣言した場合、
- 正しい宣言で 5 以上だった
- 嘘の宣言で 5 未満だった
の 2 ケースだが、“3”を宣言した場合、
- 正しい宣言で 3 だった
- 嘘の宣言で 3 未満だった
- 嘘の宣言で 4 以上だった
の 3 ケースに増える。
このように相手が考慮するケース数を増やすような手を打ち、相手の思考力を削ろう。
7. エンジニアにできるだけ考えさせよう
時間を制限すると直情的で予想外な手を打ってくる可能性がある。やめましょう。 エンジニアにできるだけ考えさせ、こちらが読みやすい手を打たせよう。 また、たくさん考えさせることによって、相手の思考力を削ろう。
8. 8 回に 1 回、あえて最適とは真逆のことをする
あえて最適とは真逆のことをしてエンジニアを混乱させよう。 まるでその手が最善であると思わせることができれば、エンジニアさらに複雑なケースを考える必要があり、思考力を削ることができる。 ただし、基本的には真っ当な手を打っていると見せかける必要があるため頻繁にやってはいけない。
9. コーラを与えてはいけない
エンジニアの思考力を回復させないために、コーラやお菓子などの糖分を与えてはいけない。 さりげなくお茶を勧めましょう。
10. みんななかよくプレイしましょう
勝てるとは言っていない。